2026年10月30日、AI関連企業の株価を中心に、株価は大幅下落しました。
ゴールドも換金の巻き添えで下落。
かなり高い確率で、2026年夏に株価はピークアウトし、10月末からAIバブル崩壊が始まったと私は見ています。
レイ・ダリオ氏の名著「Big Debt Crises」のチャートから見ても、株価大幅調整のタイミングやいま起こっていることが、あまりにもバブル崩壊の予兆としてピタリとはまっています。

日経平均チャート 2024年10月から2026年10月までの2年間チャート
日経平均株価:2026年6月22日に72,871.73円の最高値

TOPIXチャート 2024年11月から2026年10月までの2年間チャート
TOPIX:2026年8月14日に4,197ポイントの最高値
レイ・ダリオ氏のチャートと、現在のピークアウトの状況がピタリとはまります。10年チャートで比較すると、さらに鮮明に現在の状況が見て取れます。

TOPIX 10年チャート 2016年11月から2026年10月
レイ・ダリオ氏による、バブルをもたらす7つの条件
- 従来の評価に比較して価格が高いか?
- 将来の価格急騰を織り込んでいるか?
- 購入資金は高水準の借り入れで調達しているか?
- 購入者/企業は極端な先を見て買っているか?
- 市場に新規参入者はあるか?
- 強気心理が広範に見られるか?
- 金融引き締めがバブル崩壊のリスクにつながるか?
現在は、すべてが明らかに「Yes」の状態。
おそらく2026年12月にインフレ抑止を目的としてもう一度日米で利上げが行われるでしょう。
7つの条件がすべて揃ったバブル崩壊の先例
1989年の日本(日本バブル崩壊)
2000年の米国(ドットネットバブル崩壊)
2007年の米国(サブプライム・リーマンショック)
2015年の中国
2026年の米国・東アジア(中国含む)(AIバブル)
歴史的に見ても、鉄道、自動車、インターネットなど、世界を劇的に変える技術は必ず過剰投機(バブル)を引き起こし、一度崩壊した後に本物の社会インフラとして定着します。
今回の指摘も、「AIブームの終わり」ではなく「市場の需給調整が必ず来る」という警告です。
AIそのものの価値が否定されるというより、将来期待されるキャッシュフローに対して現在の株価が割に合わなくなった時に資金移動が起きます。マクロ経済(金利や債務)の歪みに警戒すべきであり、バブルは富を現金に変える時にはじけます。
引き金が「現金化の必要性」である以上、私たちが注目すべきはAI企業の決算だけでなく、「世の中全体の金利や債務、流動性の環境」です。米国の財政赤字や国債市場のストレスなど、市場全体の資金繰りが悪化するサインが出たときこそ、AIバブルの破裂が近づいているサインと言えます。
通常、バブル崩壊や不況の足音がある場合、金融当局は利下げで対応します。しかし、現在はすでにスタグフレーション下にあると想定され、必要以上の物価上昇を招かないよう金融政策をコントロールするため、容易に利下げができないことが金融・経済運営をさらに難しくしています。1970年代には、かなり深刻なスタグフレーションが起こっています。
日経平均30,000円以下
TOPIX 2,000~2,5000ポイント
くらいまでの下落が今後2029年あたりに向かって起こると見ます。
私は、すでに巨大バブル崩壊に備えてここ数年現金比率を相当高くしており、激しい株価下落が起こってもほぼノーダメージの状態を作っています。ここまでの株価上昇の波にもそこまで乗れていませんが。ここからしばらく動かず、2028年の後半以降の明確なチャンスの時期に投資を集中し、そこから再び放置するつもりですが、地政学上の戦争リスクが増大した場合には、話はさらに変わってきます。
2026年11月にはClaudeのAnthropic上場も控えているようで(S-1開示済)、Anthropicの上場後にはさらにいろんな情報が明らかになり、それが市場に織り込まれていくでしょう。果たして、OpenAIがこれまでの投資家が望む価格で上場できるのか、については全く見通せない状況になってきましたね。そうなると、Softbank Groupの株価は?日経225は?とつながってきます。
もしこの読みが外れたら、私はさらなる株価上昇の波に再び乗り遅れるだけ。当たってしまった場合、私はほぼノーダメージでこの様子を傍観しつつ、次の時代への仕込みをじっくりと行うことになります。こうなる場合、金融市場からの退場者が多数発生するのに加えて、社会不安がピークに達してしまい暴動や革命・戦争の匂いさえも出始めるため、心配ではあります。
まだまだマイノリティな論考なのだろうと思いますが、興味をもっていただけたら今後の皆さんの戦略策定における参考にしてください。
オラガ総研の牧野知弘氏は、かなり前からタワマンバブル崩壊を予測し、マイノリティで泡沫な意見としか見られていませんでした。しかしこの半年以上、明らかに都心タワマンの需給は変調をきたしており、もう彼を馬鹿にする論考は消えました。世の中のつぶやきなんて、そんなものです。
もちろん、株価の下落と連動して、タワマンはじめ不動産価格の下落も不可避でしょう。株や不動産などで債務を積み上げた方々は、本当に気を付けたほうがよいです。


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